CRN JAPAN　理事長　臼杵　孝一　氏

＜消費者庁の表示検討会は「利用者不在の議論」＞

　消費者が選択可能な食品表示制度の実現を目指す日本栄養評議会（CRN JAPAN）にとって、先の消費者庁の表示検討会の議論は、健康食品利用者、事業者にとって期待はずれの議論に終始したというのが率直な意見です。現行の表示制度は事業者のみならず、消費者からも満足できるものにはなっていないことが問題なのです。検討会の議論のベースとして、健康食品利用者（消費者）の健康食品に対する不満は何なのか、利用するうえでの問題はどこにあるのか、という視点がなかなか見えてきませんでした。一言で言えば、「消費者不在の議論」だと指摘できます...（⇒つづきを読む）

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