４日、(株)ヒガシマル（本社：鹿児島県日置市、東 紘一郎社長）は、５月18日に公表した業績予想を修正すると発表した。

　当第２四半期連結累計期間の業績は、水産事業ではハマチ飼料類およびマダイ飼料類などの受託生産が減少し、食品事業では７月までの冷夏が響きそうめんなどの夏季商材が振るわず、即席麺類および乾麺・つゆ類などは価格競争によって受託生産が減少したことにより、売上高が減少した。損益面では、自社商品の販売比率上昇は利益率改善に作用したものの、飼料原料の値上がりが大きいため営業利益は減少、経常利益は物品売却益などの増加により増益となった。
　四半期純利益では、当連結会計年度から「資産除去債務に関する会計基準」および「資産除去債務に関する会計基準の適用指針」を適用したことに伴い、特別損失に資産除去債務会計基準の適用に伴う影響額1,200万円を計上したことから減益となる見込みとしている。

　当連結会計年度の業績は、当第２四半期連結累計期間と同様の理由により売上高と営業利益は減少、物品売却益等は増加したもののベトナムドンの切り下げによる為替差損が見込まれ経常利益は減少、当期純利益も減少する見込み。

　当第２四半期累計期間の個別業績は、当第２四半期連結累計期間と同様の理由により売上高は減少、飼料原料価格が値上がりしたものの前期からの持ち越し在庫があったことと、自社商品の販売比率上昇が利益率改善に作用したため営業利益は増加、経常利益は物品売却益等の増加により増益となった。
　四半期純利益はベトナム子会社の売上高が予想を下回っていること、ベトナムドンの切り下げに伴う為替差損の発生により四半期純損失を計上したことから、特別損失に債務保証損失引当金繰入額5,400万円および資産除去債務会計基準の適用に伴う影響額1,200万円を計上し、減益となる見込みとしている。

　当事業年度の個別業績は当連結会計年度と同様の理由により、売上高、営業利益、経常利益は減少。当期純利益ではベトナム子会社の当期純損失が予想され、債務保証損失引当金繰入額51億円の追加計上が見込まれるため、減益となる見込みとしている。

◇11年３月期 第２四半期（累計） 連結業績予想数値の修正
　 （10年４月１日～９月30日）
【売上高】
　前回発表予想：48億700万円　今回修正予想：45億7,100万円
　増減額：▲２億3,600万円
【営業利益】
　前回発表予想：１億6,600万円　今回修正予想：１億5,600万円
　増減額：▲1,000万円
【経常利益】
　前回発表予想：１億7,000万円　今回修正予想：１億7,500万円
　増減額：500万円
【四半期純利益】
　前回発表予想：8,600万円　今回修正予想：5,100万円
　増減額：▲3,400万円

◇11年３月期 通期 連結業績予想数値の修正
　 （10年４月１日～11年３月31日）
【売上高】
　前回発表予想：91億6,000万円　今回修正予想：87億7,400万円
　増減額：▲３億8,500万円
【営業利益】
　前回発表予想：２億1,900万円　今回修正予想：１億4,900万円
　増減額：▲6,900万円
【経常利益】
　前回発表予想：２億8,700万円　今回修正予想：１億6,800万円
　増減額：▲１億1,800万円
【当期純利益】
　前回発表予想：１億4,800万円　今回修正予想：4,600万円
　増減額：▲１億200万円

◇11年３月期 第２四半期（累計） 個別業績予想数値の修正
　 （10年４月１日～９月30日)
【売上高】
　前回発表予想：45億5,200万円　今回修正予想：44億5,200万円
　増減額：▲9,900万円
【営業利益】
　前回発表予想：１億6,400万円　今回修正予想：１億9,100万円
　増減額：2,600万円
【経常利益】
　前回発表予想：１億7,800万円　今回修正予想：２億3,900万円
　増減額：6,000万円
【四半期純利益】
　前回発表予想：9,400万円　今回修正予想：6,000万円
　増減額：▲3,400万円

◇11年３月期 通期 個別業績予想数値の修正
　 （10年４月１日～11年３月31日）
【売上高】
　前回発表予想：86億2,300万円　今回修正予想：83億4,300万円
　増減額：▲２億8,000万円
【営業利益】
　前回発表予想：２億200万円　今回修正予想：１億6,400万円
　増減額：▲3,700万円
【経常利益】
　前回発表予想：２億9,200万円　今回修正予想：２億7,400万円
　増減額：▲1,800万円
【当期純利益】
　前回発表予想：１億5,400万円　今回修正予想：4,600万円
　増減額：▲１億700万円

▼関連リンク
⇒株式会社ヒガシマル

*記事へのご意見はこちら

※記事へのご意見はこちら