10月31日、前原市・二丈町・志摩町の商工会青年部・女性部が合同となり、新たな地域商工会のコラボレーションイベントとして、糸島市志摩町の可也公民館（旧志摩町役場前プロムナード志摩朝市会場）で「商工会スタジアム2010 ～飛び出せ！私の街の職人さん！！～」が行なわれた。
　当日は、午後から激しい雨が降り出したにも関わらず客足は好調で、合計46ブースが並んだ展示場は老若男女問わず約2,500人の人々で賑わっていた。

　そのなかで注目を集めていたのは、屋根・瓦工事を本業とする(有)八起産業。新規ビジネスの商品として、農業革命的機械『栽培ゴンドラ』と持続可能な社会形成にむけたツール『竹パウダー ゆめ竹』を出展し、農業新規ビジネスの提案と共に、家庭での農業実践や環境エネルギー利用という新たな価値観波及に向けて来場客に熱心に実演説明・販売を行なっていた。
　「栽培ゴンドラ」とは、同社が開発し特許出願中の商品である。機械自体は、回転する鉄輪にゴンドラを取付けて、その上に種を根付けた土が入ったポットを置き育てる。同機械は、回転することで均一に日光を種や苗に与えることができるほか、光熱費の節約にも繋がり、初期投資での大幅なコストダウンも実現できるのだ。

　(有)八起産業のブースへの来場者からは、「私は自然派志向のイタリアンレストランを出店する予定なので、農薬を使わず『竹パウダー ゆめ竹』をハーブ栽培やパン作りの酵母にぜひ使ってみたい」、「家の敷地が余っているので、菜園でもやろうかと思っていたのだが、栽培ゴンドラのような効率化の機械を低価格・省エネで設置出来るのであれば検討してみたい」などといった感想がきかれた。

　来場者からのこのような声に対して、(有)八起産業の田中俊行社長は、「まず地元の人々に『竹パウダー ゆめ竹』で竹パウダーの効果を知ってもらうこと。地元産業である農業はを、さらに効率化出来るという可能性を感じてもらうこと、これを私たちはファーストステップとしてやっていたので、今回多くの方に『栽培ゴンドラ』と『竹パウダー ゆめ竹』を知って頂き、さらにそれらに反響が得られたのは嬉しい」と語った。

　地産地消や地域産業活性化に向けて、農業分野で新たな挑戦を続ける地域企業の取り組みに注目したい。

▼関連リンク
栽培ゴンドラ紹介ページ　
竹パウダー　ゆめ竹　商品ページ　

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