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柳川市長・金子健次氏に訊く『再生のカギ』(2)~「農漁業、観光産業を基盤に地域コミュニテイを」
特別取材
2010年11月 7日 08:00
柳川市長 金子健次氏

<市民参加による外部評価委員会を設置>

 ―就任以降1年半が経ちましたが、マニフェストの実行状況はどうなっていますか。

 金子 1年目の達成状況は、61項目のうち、具体的な取り組みを実施して一定の成果が上がっているものが29項目(47,5%)あります。主なものとしては、合併処理浄化槽の設置補助金の上乗せ補助(新築15万円、改築20万円)、市長給与・退職金の20%カット、固定資産税の税率を1.4%に統一、市立養護老人ホーム柳光園の民間移譲などがあります。柳川市長 金子 健次 氏昨年度から市民の目線で市の事業をチェックする外部評価委員会を設置し、今年度は10事業について評価することになっており、市民に公開で行なわれています。マニフェストの1番目に挙げていました総合運動公園整備については、議会や市民から賛否両論があり、10月に2,000人のアンケートを実施しています。その結果が11月には出ますので、新しい議会での論議を踏まえて方針を決めていきたいと思っています。そのほか、大和中学校の全面改築や旧三橋町、旧大和町におけるコミュニテイセンターの建設についてはマニフェストに沿って進めていきます。
 みやま柳川インターチェンジや新幹線船小屋駅の新設などインフラ整備が進んでおり、柳川の活性化のチャンスでもあります。観光客の受け入れ駅でもある西鉄柳川駅周辺の整備が大きな課題です。区画整備事業に伴う駅東口の開設と駅の改修で、西口周辺の交通渋滞の緩和と観光客を受け入れやすいように期待されていますが、西鉄自体が財政負担をできるだけ少なくしたいと考えているようで、そうなれば市の負担が大きくなってくるという問題があります。

(つづく)

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