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特別取材

ハッピーエイジングな日本をつくろう!~サプリメントで医療費削減を(1)
特別取材
2010年11月 8日 14:46

(財)日本健康・栄養食品協会 会長 山東 昭子 氏
日本抗加齢医学会 理事長 吉川 敏一 氏

 参議院副議長の山東昭子氏は、健康食品業界をリードする(財)日本健康・栄養食品協会(東京都新宿区)の会長を長年務めてきた。また、「元気な120才を創る会」の理事として精力的な活動を行なっている。一方の吉川敏一教授は、一般社団法人日本抗加齢医学会(東京都港区)の理事長の任にある。健康・長寿社会の実現のために尽力する2人に、ハッピーエイジングな日本を創り上げる特効薬は何かを聞いた。

<健康管理は自己責任>

(財)日本健康・栄養食品協会 会長 山東 昭子 氏 山東 我が国では「高齢化」という言葉がひとり歩きして、マイナスイメージで捉えられているような気がします。世界を見渡すと、50歳くらいでお亡くなりになる地域があるのに比べれば、長寿国である日本は昔に比べてすばらしい国になったという気がします。たしかに、一部にはマイナスイメージで報道されるような問題もあるようですが、それでも長寿大国になったということを素直に喜ばなければならないという気がするのですけれども、いかがでしょうか。

 吉川 私も山東先生の「元気な120才を創る会」のお手伝いをさせていただき、いろいろとお世話になっているわけですけれど、わが国においては、長寿になっただけではなく「元気な長寿」になってきたというのが大きな特長だと思います。私たちは実際に手術をするときにでも、昔は90歳くらいになると、今さら痛みを伴う手術なんかどうしましょうというので、家族の方は「もう要りません」と辞退される方がとても多くていらっしゃいました。
 ところが、今では聞くまでもなく、仮にガンが見つかれば90歳の人でも100歳の人でも「さあ手術しましょう」という風に変わりました。ということは、肺とか心臓とかが丈夫になったために、手術にさほど支障をきたさなくなったということです。
 このように、元気になって長寿になったということであれば、このあたりで社会システムを変えてもらわなければいけないと思っております。過去には、50歳とか60歳が定年と言われていた時代がありました。今もそういうところはあるでしょうが、当時はそれがヨロヨロの状態で限界だったのです。
日本抗加齢医学会 理事長 吉川 敏一 氏 ところが今は、元気な人は80歳くらいまではかつての60歳くらいの年齢の体力をお持ちなのでもったいない。山東先生がおっしゃったように、働き手というか、定年を遅らせてその方がもう少し働くことのできる機会を増やすようなことを、政治家の先生方の努力で進めていただければと望みます。
 医学がここまできて、栄養学も進歩し、どうしたらアンチエイジングができるかということがわかるようになってきて、昔よりずいぶん若々しく生きることができるようになりました。急激に長寿社会が進行したために、政治的な判断とか、社会システムが追いつかないという弊害があると思うのです。私たちは一生懸命若々しく生きるための手段を研究しておりますが、社会システムもそれに追いついていただきたいですね。

 山東 役所などでは、できるだけ人を減らすなどリストラみたいなことをやっていますが、一方で高齢者を大切にしなければならないというようなことも唱えられていて、一見矛盾しているように思われます。

● ● ●

 吉川 私も含めて現代人は、若々しく元気で長生きする方法を懸命に模索しています。おそらく戦後の、まだ平均寿命が50歳や60歳くらいだった頃に比べると、ずいぶんと時代が変わってきているはずですから、それを両立していかなければダメだろうと思います。

 山東 本当にいろいろなかたちで病弱な方とか、そういう人たちは別にして、意欲のある元気な方にはいろいろな分野で活動・活躍していただく、そのためのバックアップというのはやはり政治的にも必要だと思います。

 吉川 お年寄りにたくさん働いていただけるような場をたくさん作るとか、社会のシステム自体を変えていただきたいものです。
 それから、私たちの医学的な役割も、お腹を切らずに行なう手術とか高齢者でも耐えられるような手術など再生技術が高くなり、ますます元気なお年寄りを誕生させることができるようになりました。賃金は高くなくても構わないと思うのですが、働く場所を確保していただきたいのです。

 山東 そうそう!

 吉川 できれば若い人たちと同じような働き場所といいますか。逆に言えば、経験などはお年寄りのほうが豊富ですから。

 山東 高齢者には知恵もありますしね。だから女性の方に対しても、今まではある程度の年齢になると賃金も高く支払わなければならなかったし、家庭的な制約もあるからということで身を引いてもらわなければならないということもありました。しかし欧米のほうでは、高齢の女性秘書などもけっこう活躍していらっしゃいます。

 吉川 日本がおかしいのは、リタイアしたら年金生活をすると決め込んでいる人が多いことです。第2の人生、第3の人生ということでバリバリやろうという人がなかなかいらっしゃらない気がします。

 山東 あまりにも「年金、年金」と言い過ぎるような気がします。アメリカでは健康保険制度が充実していません。日本ではその点は恵まれているわけですから、私はある意味で発想の転換を行なわなければならないと思います。
 高齢者のなかでも、本当に大変だという方は除いて、ある程度自分でたくわえをお持ちの方もたくさんいらっしゃるわけです。そういう方たちをアメリカと比較してみますと、あちらでは自己責任という考え方が非常に浸透しているような気がしますが、日本は何かというと「お上、お上」と、すがる気持の方が多いような気がします。
 ある程度、ご自分のライフプランというものをきちんと持っていても、「ここはたくわえでやる」「足りないところはカバーして欲しい」ということが混同している気がしてなりません。

 吉川 わりと日本国民はその体質というか、今まで制度が良かっただけに、すべてを国に頼りがちなところがあります。食品の安全も、国が安全だというと安全だけれども、自分で検査するとか調べるといったことはまったくやりません。ですから、すべて国の責任に転嫁するということになります。
 外国では自分の責任で判断し、良いと思えば良いし、悪いと思えば悪い。そういう意味で、自己責任という概念が日本人には少し欠けていると思います。国民性なのでしょうか。

 山東 私はもう少し徹底するべきじゃないかと思います。自分の健康管理も自己責任だし、さまざまなシステムにおいて、たとえば教育でもそうです。自分のご家庭の躾はさて置いて、「学校が悪い、社会が悪い」と責任がすり替えられがちですけれども、基本的に自分自身でたくましく生きていくというようなことをもう一度原点を見つめ直して、いろいろな人たちの知恵を借りながら賢く生きていくことが必要ですよね。

(つづく)

【田代 宏】

<参加者 プロフィール>

山東 昭子(さんとう あきこ)山東 昭子(さんとう あきこ)
(財)日本健康・栄養食品協会会長。参議院副議長。
11歳で芸能界入り、女優・司会・レポーターとしてテレビ、映画、雑誌などで活躍。1974年、参議院全国区に32歳の最年少で初当選。以後、6回当選、参議院で環境委員長、外務委員長を歴任。自民党では女性局長、環境部会長をはじめ、教育・福祉・住宅対策・外交関係を担当。90年、我が国6人目の女性大臣として科学技術庁長官に就任。自民党両院議員総会長、食育調査会長などを務めた。現在、「元気な120才を創る会」の理事として健康長寿社会の実現を目指している。

吉川 敏一(よしかわ としかず)吉川 敏一(よしかわ としかず)
日本抗加齢医学会理事長。京都府立医科大学教授。医学博士。
1973年京都府立医科大学卒業後、84年米国ルイジアナ州立大学客員教授、93年東京大学先端科学技術研究センター客員教授などを歴任。05年1月から06年12月まで国際フリーラジカル学会の会長も務めた。昨年は民放テレビの「世界一受けたい授業」に出演。講演活動、執筆活動を精力的にこなす日々を送っている。「活性酸素・フリーラジカルのすべて」(丸善)、「いくつになっても年をとらない9つの習慣」(扶桑社)など著書多数。


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