12日、東福製粉(株)（本社：福岡市中央区、野上 英一社長）は10年９月期 決算（連結）を発表した。
　当期の売上高は前年度比17.3％減の35億1,300万円、経常利益は7,300万円（前年度は200万円）、当期純利益は5,900万円（前年度は４万2,000円）とそれぞれ増益となった。
　なお、持分法投資利益3,600万円（前年度は同損失300万円）を計上している。

　売上高については、小麦粉の値下げを主因として減収となった。

　製粉事業での売上高は前年度比13.1％減の34億7,700万円、営業利益同比16.8％減の２億9,500万円となった。
　政府売渡小麦価格の引き下げに伴う小麦粉価格の低下が影響したとしている。
　製品売上高は前年度比18.8％減の22億6,000万円、副製品のふすまは口蹄疫流行の影響による需要の減少もあり販売数量が減少、同比13.1％減の１億9,300万円となった。
　その他の部門ではミックス粉は小麦粉と同様に厳しい市場環境下にあり同比18.9％減の１億6,100万円、麺類・穀類その他商品についても猛暑の影響により個人消費が低迷、贈答用乾麺の販売が振るわず同比13.5％減の８億3,200万円なった。
　倉庫および不動産賃貸収入は、取扱物件の減少および賃料引き下げにより同比17.0％減の3,000万円となった。

　子会社で展開している不動産賃貸事業での売上高は前年度比20.8％減の3,600万円、営業利益は同比27.5％減の1,300万円となった。賃料引き下げを余儀なくされたとしている。

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