「これ以上、デフレを進行させてはいけません。デフレを止める為には購買意欲を掻き立てる広告宣伝が一番だと私は思います。だから何度でも言いますが、インターネットに依存するのは危険です。インターネット広告が悪いとは言いませんが、宣伝広告とバランスよく使うことの大切さをわかってほしいんです」と長澤社長は広告宣伝を利用する経営者の人たちに懇願する。
インターネットに過信する経営者の多くは、成功し、事業が軌道に乗っている人たちが多い。敢えて広告宣伝を打たずともマスコミが取材に懸け付け、タダで紹介することに味をしめている人もいる。これも良くない。マスコミ取材は一過性のものであり、時期が過ぎれば、また閑古鳥が鳴く。これもマスコミ取材と広告宣伝をうまく組み合わせる事で乗り切れるが、結果としてマスコミ取材に頼り、広告を一切出さずに破たんした企業もある。
インターネット隆盛の時代が到来し、ネットから情報を取る時代になったのは事実であるが、それだけではいけない。広告宣伝費を削る事は、経済の活性化を拒む事にもつながる。少ない経費で効果を出したいという考えは独りよがりの考え方で、経済の発展につながらない行為は、今からの時代には合っていない。「一人勝ちの時代はもう終わりにしましょう」と語る長澤社長はフリーペーパーの将来、日本の景気を心配しながら、今日も元気に街中で広告営業に精を出している。
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