敬天会東和病院　副院長　医学博士　水野　修一　氏

＜新薬は生薬から＞

　―水野先生は生薬系のサプリメントを治療にも併用されています。現代の潮流をお聞かせください。

　水野　人間は頭で考えて科学的に化合物をつくろうとしても限界に達しているため、いっせいに薬用植物を探しています。今、新たに薬用植物と言われているものに世界が着目しているのです。アメリカなどはプラントハンターを世界中に出して、世界の薬用植物とされるもの3,000種類くらいを採取し、片っ端から分析してパテントをかけています。アメリカでは、生薬というのは重要な戦略物質になると判断しているのです。中国もそれを真似てチベットやネパール、アフガニスタンまで出かけて薬用植物を採取しています...（⇒つづきを読む）

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