ネットアイビーニュース

NET-IB NEWSネットアイビーニュース

サイト内検索


カテゴリで選ぶ
コンテンツで選ぶ
会社情報

福岡への提言

初志貫徹・仕事一筋に 自分に与えられた役割を果たす~(株)ホームコア・井本社長
福岡への提言
2010年11月25日 15:17

(株)ホームコア 代表取締役社長 井本 満照

<一期一会の人生>

(株)ホームコア・本社社屋 「株式会社ホームコア」は、1983年11月に村井柳蔵氏がムライ住宅産業(株)として設立されたことにはじまる建材・住設機器販売とその施工工事業者である。92年6月に現代表の井本満照氏が代表に就任、93年8月には現商号に変更している。
 代表の井本氏は学卒後、大学の先輩でもある越智文哉氏が創業した㈱越智商店へ入社した。現在では九州地区ナンバーワンの建材商社となった越智産業であるが、その当時は会社設立から間もなく、ひたすら住宅産業の将来性を展望して同社への入社を決意したのだった。
 初任地は熊本だった。この地から井本氏のビジネス人生はスタートした。時代背景もあったのだろうが、熊本営業所開設に東奔西走し、とにかく一生懸命に働いた。他社からの誘いや独立を匂わせるなど、様々な誘惑がなかった訳ではない。しかし、それに惑わされることがないほどに忙しかったのだ。
 井本氏のビジネスの根底にあるものは「顧客との信頼関係の構築」を第一に考え、「末永い付き合いができるように感謝の気持ちを忘れない」ことである。そのおかげで、やればやった分だけ成果は上がり、結果を出し続け、年々仕事が面白いと感じるようになった、と井本氏は当時を回顧する。
 その後、北九州営業所を任された。業績が最悪だった営業所を最優秀営業所とし、越智産業の常務取締役として福証への上場、M&Aの推進に辣腕を振るいビジネス人生の階段を着実に駆け上がっていった。

<第二の人生を阿蘇で>

 2009年6月、40余年勤めた越智産業を退職した。「揺籃の時代に入社した最初の会社で初志貫徹して終えられたことを唯一誇りに思っています」。と謙遜したコメントの井本氏。しばらくは同社と(株)ホームコアテクノの代表取締役会長としてビジネスにはかかわっていく。また、同年6月に日合商九州支部長を拝命、ただいま2011年5月に福岡で開催される全国大会の準備に余念がない。現在、住宅産業は混沌とした状態が続いているなかで、次世代の住宅資材流通業の理想像が描けないものかと思案中である。
 しかし、あと数年でメドを立て、第一線からは退き、次なる人生を歩むことを決意している。そのために、南阿蘇の山中に庵を準備した。初任地として赴任した熊本の人情。始めて見た阿蘇の風景が気に入った。第二の人生は阿蘇と心に決めていたのだ。
 人生80年。即ち50歳にして志を立てる(立志)、60歳にして事に励み(精励)、70歳にして事を成し遂げる(成就)、80歳にして熄む(引退)。これまでの家庭や会社といった身近な世界だけでなく、もっと大きく社会に目を向けて、齢を重ね蓄えてきた経験や知識を何か生かす方法はないものかと使命感のようなものを感じている。
 これまで、走り抜けてきた人生に思いを馳せる時、自分の選択した道は間違っていなかったことを再認識すると共に、未だに現役で働き続けられる健康に感謝している。現在の心境はと問われれば、第二の人生はスポットライトに照らされない舞台ではあるが、自分に与えられた役割を精一杯に果たすことも悪くはない、そう思う今日この頃である。

井本 満照(いもと みつてる)井本 満照(いもと みつてる)
1940年山口県生まれ。大阪外国語大学卒業後、66年4月「(株)越智商店」に入社。89年7月、「越智産業㈱」取締役に就任、92年6月より「(株)ホームコア」代表取締役に就任。

(株)ホームコア
代表者:井本 満照
所在地:北九州市小倉北区宇佐町2-9-27
設 立:1987年4月1日
資本金:1,400万円
TEL:093-551-1881
URL:http://www.homecore.co.jp/


*記事へのご意見はこちら


※記事へのご意見はこちら

福岡への提言一覧
NET-IB NEWS メールマガジン 登録・解除
純広告用レクタングル

2012年流通特集号
純広告VT
純広告VT
純広告VT

IMPACT用レクタングル


MicroAdT用レクタングル