NET-IB NEWSネットアイ

ビーニュース

脱原発・新エネルギーの関連記事はこちら
純広告用VT
カテゴリで選ぶ
コンテンツで選ぶ
会社情報

2010福岡市長選

撤退の責任、植木とみ子氏の全ポスターは剥がせるのか?~福岡市長選アラカルト(50)
2010福岡市長選
2010年11月10日 08:00

植木とみ子氏の選挙ポスター 9日に開かれた記者会見で、福岡市長選からの撤退を表明した前福岡市教育長・植木とみ子氏(61)。記者からの質問のなかで、同席した前福岡市長・山崎広太郎選対本部長は、現在貼られている選挙ポスターを撤去する考えを示した。この前代未聞となる突然の撤退が、福岡市長選にさまざまな混乱を生み出す恐れがある。そのひとつが「無効票」の増加である。
 市選挙管理委員会(以下、市選管)によると、8日までの期日前投票と不在者投票の合計は、約3万2,000票。そのうち植木氏に入れられた分は、事実上の「無効票」となる。

 また、公選法上、正式な立候補辞退の受付は告示日の17時まで。本人の意思が無くても、制度上は立候補者の扱いを受ける。つまり、今後も有権者は、植木氏に投票することができる。
 14日の投票日まで5日前の撤退発表であることを考慮すれば、そのことを知らずに投票する有権者は決して少なくはないだろう。「撤退」の責任として、選挙ポスターを剥がすことは当然の行為と言える。

 しかし、このポスター剥がしについて、常識的に考えれば、これまでの支援を裏切られるかたちとなった支持者に頼むことは困難だ。市選管によると、立候補者の直接的な了承を得ず、選挙ポスターを勝手に剥がすと罰せられる可能性が高いという。よって、植木氏とごく近しい人物の少人数で行なわれることになるだろう。はたして少人数で、市内1,810カ所の掲示場から、投票日前にすべてのポスターを剥がすことができるのか。
 立候補者であり、選挙ポスター貼りをほぼ本人ひとりで行なっている塾講師・飯野健二氏(49)に意見を求めたところ、「選挙ポスター掲示場は、非常にわかりにくいところにあるものもあります。自分で貼ったことがない人がやるのは無理です」という見解が返ってきた。余談だが、突然の撤退に植木氏の選挙事務所が悲しみに包まれていた9日昼、飯野氏は同事務所近くでポスター貼りをしていたという。

 死票を増やさないためには、市民の有志が、植木氏の許可を得てポスターを剥がすか、この事実を多くの人に知らせて注意喚起を促すしかないだろう。


*記事へのご意見はこちら

(訂正)当初、本稿の内容に誤りがありました。「ポスターを撤去する」との発言を行なったのは、正しくは山崎広太郎氏です。

関連記事

powered by weblio


2010福岡市長選一覧
2010福岡市長選
2010年11月17日 09:51
2010福岡市長選
2010年11月17日 08:00
2010福岡市長選
2010年11月15日 16:24
2010福岡市長選
2010年11月15日 15:04
2010福岡市長選
2010年11月15日 14:16
純広告VT
純広告VT

純広告用レクタングル


IMPACT用レクタングル


MicroAdT用レクタングル