11月14日に投開票が行なわれる福岡市長選に立候補していた、前福岡市教育長・植木とみ子氏(61)が選挙戦から撤退する意向であることがわかった。植木氏陣営関係者の話によると、「近日中に記者会見を開き、正式に発表する」という。
現在、同選挙は、民主党、国民新党が推薦する現職・吉田宏氏(54)と、自民党と公明党、福岡市議会の会派・みらい福岡が支援する元アナウンサー・高島宗一郎氏(36)が接戦を演じる展開となっており、それを無所属の元佐賀市長・木下敏之氏(50)が追い上げている。前代未聞とも言える突然の撤退は、そうした状況分析をふまえてのものか。
ある同陣営幹部は取材に対し、「支持者がよその陣営に流れてしまった。さらにほかをあたると、現在残っている支持者の離反を招く泥沼に陥ってしまった」と、内情を語っている。
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