11月30日、警察庁は、警察官や銀行協会職員などを名乗って暗証番号を聞き出し、キャッシュカードを騙し取る手口が多発していることから注意を呼びかけている。
手口の詳細は、警察官や銀行協会職員を名乗り、「あなたの口座が振り込め詐欺に使われていた。暗証番号を変更しないといけないので番号を教えて欲しい、キャッシュカードを取りに行く」などと言い、自宅まで来てキャッシュカードを騙し取り、カードで現金を引き出すという。
同庁は、警察や銀行職員などが暗証番号を聞くことは絶対にないとしている。また、警察官などをかたる手口の被害者のほとんどが、電話番号をハローページに掲載していたいという(※)。
また、「カードを預かります」「電話番号が変わった」という電話は詐欺の可能性が高い重要なキーワードとしている。さらに、「未公開株販売に絡む詐欺」や「地上デジタル放送移行を口実にした詐欺」、「定額給付金を口実にした詐欺」にも注意喚起している。
なお、警察庁発表の統計によると、いわゆるオレオレ詐欺の認知件数は、2010年10月末の時点で計3,487件、前年比981件。10年10月の認知件数457件、前年同月比158件増。10年9月においても認知件数409件、同比158件増と、前年に比べ増加していることがわかる。
※ハローページの電話番号掲載の削除を希望する場合は、局番なしの「116」へ。
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