店舗型営業に比べて、気軽に始められることから、増え続けているネット通販ショップ。購入する側にとってもWeb上やメールで注文できるという手軽さから、利用者が増え続けているようだ。しかし、そのなかで「顔が見える商売を」という一見、逆行しているようなこだわりを持つのが、今年(2010年)8月末から営業を始めた女性向けの服飾販売を手がける「Select shop蓮(セレクトショップ 蓮)」である。
「ネット通販では、お客さんとのコミュニケーションが驚くほどありません。電話での問い合わせにも対応し、サイズ・補正や服選びに関する相談なども受けていますが、ただ注文のみが来る状況です」(代表・江島裕子さん)。
「Select shop蓮」のHPでは、江島さんと専務の西原さんがモデルを務めるほか、詳細なプロフィールや日々の出来事をつづったブログなども設置。さらに、商品発送の際には、手書きのメッセージを添付しているという。その成果もあってか、リピート率は上々だ。
同業他店HPでは売り手の情報が全くないことは珍しくなく、極端な話、性別はおろか国籍すらもわからないことがほとんど。顔が見えることにより、買い物時の安心感が得られると言える。さらに、「世のなかの女性をキレイにする」というモットーを掲げる同店は、10~30代の若年世代だけではなく、中高年世代の女性に向けての商品も取り扱い、世代を問わずに営業していく方針だ。
現在、取り扱っている商品は、ドレス、ワンピース、スーツ、アクセサリーなど、パーティーやデート用のものが中心。価格帯は1,000円台のものから3万円以上の商品までと幅広い。細かいサイズの説明や、自分に似合う色がわかる「カラー診断」、さらには「おねだり機能」といったものまで、Web上のサービスも充実している。
12月14日(専務の誕生日)には、年に2回のセールを開催する予定とのこと。詳しくは関連リンク先の同店HPを参照。
▼関連リンク
「Select shop蓮」
*記事へのご意見はこちら
※記事へのご意見はこちら