夏と冬、年2回行なわれている「鉄金継手研究会」(代表事務:(株)アクティス)の第3回目となる研究会が福岡商工会議所で開催された。参加人数は回を重ねるほどに増加し、今回は70名近くの人数が参加した。事務局も毎回盛り上がりを見せる研究会や活動に対応するために2010年秋より12社で企画運営を開始。新たなスタートを切った。
第3回目となる今回の講演はふたつ。「ガス継手、品質・施工管理と将来」をテーマとして清水建設(株)生産本部の角陸純一氏が鉄筋継手の種類と現状を踏まえ、ガス圧接継手の最近の工法や問題点などを鋭い視点から解説を行なった。もうひとつの講演は「天然ガス圧接工法について」で、東京ガスケミカル(株)環境技術部の神谷浩二氏が次世代となる天然ガスによる鉄筋ガス圧接工法を詳しく説明。両氏の講演の後は、質問が絶えないなど研究会は盛況に幕を閉じた。
また、様々な圧接方法による機械の展示や圧接不備で不良となった圧接部の展示などバラエティの富み、なおかつ、充実した展示会も行なわれた。事務局長の河村貴夫氏も「これからも定期的に研究会を開催し、最新情報の取得や施工管理の情報共有を行なっていきたい」とコメントしている。次回の研究会は6月頃を予定している。
【道山】
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