きょう(7日)、福岡市役所で、新市長に就任した高島宗一郎氏が市役所職員を前に就任のあいさつを行なった。講堂に集まった400人弱の市職員を前にした高島市長は「みなさんを信用するところから始めたい」「福岡を良くするには、まずは職員が一丸となる、これが一番の力」としたうえで、人事に関して来年春までは動かさない考えを示した。
さらに、市民の共感なくして進めないとしたうえで、スピード感と経営感覚をもちながら、「人と環境と都市とが一体となった調和のとれたまちづくりで『アジアのリーダー都市』を目指す」との内容を述べた。
また、職員の仕事に対する姿勢については「チャレンジ」をキーワードとし、「勇気と覚悟をもって臨む職員には、しっかりとその環境を与えていきたい。そのチャレンジの責任は私がとる」と述べ、「あなた(市職員)が変われば役所が変わる、役所が変われば福岡が変わる」と呼びかけた。
高島市長は、あいさつの最後、市職員に対し「さあ、そろそろお時間です。仕事に取りかかりましょう」と、親しみやすい人柄を印象付けさせるひと言で締めくくった。今後、市役所のトップとして、どのように市職員と接していくか、若きリーダーの政治姿勢に注目したい。
なお、この後、高島市長は就任会見を開き、こども病院移転の検証、市営地下鉄民営化などに対する市政記者からの質問(別稿で紹介)に応じた。同日(7日)の午後からは北九州市役所、福岡県庁を訪問する予定となっている。
【行政取材班】
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