9日午後9時20分頃、西鉄天神大牟田線の春日原-雑餉隈駅間の踏み切りで自動車と電車が衝突する事故があった。これにより電車が脱線。電車は大橋駅-二日市駅間が上下線共に不通となり、福岡(天神)駅-大橋駅と二日市-大牟田が折り返し運転する事態となった。不通となった区間は臨時バスが運行。西鉄大橋駅東口から二日市駅までの区間(井尻、春日原、白木原、下大利など)の駅の近くで停車するなどの対応を行なった。
「通常の踏み切り事故ならば約1時間でダイヤも復旧しますが、脱線はかなり時間がかかるので不通区間を臨時バスが運行することになりました」と、西鉄の駅員は語った。たまたま臨時バスに乗り合わせた弊社の記者は、「(大橋駅東口は)深夜11時頃だったが、バスの乗り口には家路を急ぐサラリーマンやOLなどが大行列をなしていた。臨時バスは数十台が出動していたが、それぞれ超満員で身動きが取れない状態だった。大橋駅から二日市駅まで約1時間かかった。かなり揺れていたので気分が悪くなった人たちもいた」などと話していた。
脱線現場では、深夜復旧作業がなされ、10日、始発から正常に運行している。
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