12月13日(月)から19日(日)までの7日間、福岡市博多区の中洲で、歩行者専用道路の試験実施が行なわれる。実施される時間帯、午後7時から午後11時までの間、中洲大通りを中心とする6区間、約560mが規制の対象。毎年、人通りが増加する年末は、酔っ払った客と車によるトラブルが後を絶たない。交通面でも安心できるまちづくりを考えるうえでのテストが、今回の目的のようだ。主催は「中洲地区安全安心まちづくり協議会」。
一方、客待ちタクシーを中心に同区間がもっとも混雑するのは、多くの飲食店が店じまいを始める午前0時過ぎから。同時間帯は泥酔客も増え、トラブルの可能性が必然的に高まる。今年(2010年)2月には、客待ちタクシーを規制する社会実験(関連リンク参照)が同協議会主催で行なわれており、利用者やタクシーへの規制内容の徹底、規制する人員の配置など、さまざまな課題が浮かびあがっていた。今回の実験はそれに続くものだが、周辺区域も含めたタクシーの整理が課題となるだろう。
将来的に「中洲・歩行者天国」が実現されるか否か、来週一週間の成果に注目である。
▼関連リンク
中洲バトルロワイヤル2010(6)~タクシー都市伝説の復活、その真相
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