日本補完代替医療学会の第13回学術大会が11、12日に、東京都豊島区の帝京平成大学で開催され、800名の学会関係者が参加した。今大会は、「がんの補完代替医療」をテーマに、がん治療の現場で代替医療を実践する医師の症例報告が発表されたほか、自然療法や緩和ケアを実践するセラピストの実践報告が行われた。12日に行われた公開市民講座では、「私にとっての代替医療」と題して患者代表の3名が、がん患者に視点から補完代替医療の必要性を訴えた。
また、未病と女性のためのサプリメント活用法を解説した金沢大学大学院・補完代替医療学講座の鈴木信孝特任教授は、「自覚症状はないが、健診で異常値が見つかるケースや、検査では問題がなくても不定愁訴などをもつケースでは、サプリメントをうまく活用することが患者主体の医療につながる」と指摘。サプリメントを供給する企業側には、安全性と有効性の科学的根拠を提供するよう求めた。
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