14日、平成22年度第5回福岡市議会(定例会)の本会議で、高島宗一郎市長が所信表明を行なった。12月7日の市長就任以来、連日行なわれた猛レクチャーを経て、並み居る市議会議員を前にしての"新市長の初陣"である。これまで指で数えるほどしかいなかった傍聴席には50名ほど座っていた。
「私の政治信念である『共感できる政治実現』のため、市民の意見を瞬時に受け止め、市民が納得し共感できるような、意思決定プロセスで責任を持って政策を実行していくべく、全力で邁進していくことを誓う。これとともに、市民の代表であり、民意にもっとも近いところにある市議会のみなさんの声をしっかり聞き、じっくりと話し合いながらじっくり進めていく」(高島市長)。
自らの政治姿勢を述べた高島市長は、次に具体的な施策を列挙した。それは「徹底した情報発信」「アイランドシティにおける長期的ビジョンに立ったまちづくり」「子育て、介護など福祉の充実」「治安改善」「雇用創出」「地場企業への支援充実」「市事業の民営化」「行政のスリム化」など。
注目を集めている、こども病院の移転計画見直しについては「意思決定プロセスを透明化し、市民が理解と納得をしたうえで、できるだけ早い時期に総合的な判断する」と述べた。
なお、市議会の模様はインターネットでライブ中継されている。詳しくは関連リンク参照。
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インターネット議会放映(福岡市議会HP)
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