自民党福岡県連が14日に発表した、来年(2011年)4月の福岡県議選3次公認に、ラジオ番組のパーソナリティ、伊豆 美沙子(いず みさこ)氏(51)が、宗像市区の公認候補予定者として発表された。
伊豆氏の生家は、約300年の歴史を持つ蔵元という宗像の名家。実父も県議を7期務めた。伊豆氏は、自身のホームページ上で「この度新たな出発のために...」と、11月末にパーソナリティを務めていたラジオ番組からの降板を説明している。
伊豆氏が自民党から立つことで、宗像市選挙区は保守分裂の様相を呈す。前回(2007年)の県議選で定数1の同選挙区は、次回1議席増えて定数2に。しかし、伊豆氏の実父の後釜として現在、同選挙区から県議を3期務めてきた現職・山田勝智氏(緑友会)は、別の新人候補を後継に立てる意向。一方、民主党からは新人・花田洋氏が公認候補予定であり、このままいけば2議席をめぐる3つ巴の戦いが繰り広げられることになる。
【山下 康太】
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