はじめまして、クリアビジョン(株)の上野です。弊社は東京と福岡を中心に活動する社員教育、コンサルティング専門会社です。多くの企業様の社員教育を行うなかでの気づきなどをまとめて「経済」と「社員教育」をテーマにこれからコラムを書かせていただきます。皆様のビジネスに少しでも役立てると幸いです。
さて、第一回目の今回のテーマは「社員の本音」です。会社を経営している方や、部下を持っている人なら一度はこう思ったことがあるでしょう。「社員(部下)はどうしてわかってくれないんだ?」コンサルティングの時にも良く耳にします。業績が悪くなっても危機感を持たない、コスト意識を持たない、言われたことしかやらないなどなど...。私も自社でスタッフに対して感じたことはあります。「会社の状況、会社の理念、数字に対する責任ある行動、確かにわかってもらいたいものです。
ここで見方を変えてみましょう。私たちはいつも主観で物事を考えます。だとしたら社員(部下)にも主観があるかもしれませんね。「こちらの思いをわかってほしい」からこそ「相手の思いを理解する」ことからやってみるのはいかがでしょうか。
営業社員のトレーニングをやっている時にこんな事がありました。「どうすればもっと売れるようになると思う?」と聞いたのですが、その時の営業社員の答えはこうでした。「○○さんからお前は自信がないんだよ!もっと自信を持てって言われたから、自信が必要なんだと思います...。」私は、はっとしました。彼は人に言われたからそう思っているだけで、自分の本音ではそう思っていないのです。
そこから、話をいろいろ変えながら誘導的質問ではなく、その営業社員に対して純粋に興味を持ち話を聞きました。プライベートの話、家族の話、昔の出来事などなど、みるみる間に彼の顔が笑顔に変わっていきました。話しながら、自分がやりたいことに気づいていったようでした。
こちらから誘導的な質問をすると社員(部下)は「自ら考えなくなるのです。」そうすると社員(部下)自身も自分の本音がわからなくなり、どんどん元気がなくなり消極的になっていくのです。
また、自分の気持ちをわかってくれる人のことは理解しよう!理解したい!との心理が働きます。これは仕事だけでなく、人間関係、恋愛でも言えることかもしれませんね。
私も今日は社員の本音に向き合ってみたいと思います。
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