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ホンダ 熊本県と次世代パーソナルモビリティーの実証実験
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2010年12月24日 15:36

 24日、本田技研工業(株)(本社:東京都港区、伊東 孝紳社長、以下「ホンダ」)は熊本県と共同で実施する電気自動車(EV)やプラグインハイブリッド車、電動二輪車、電動カートなど次世代パーソナルモビリティーを用いた実証実験計画を発表した。
 今回の実証実験では、実際の都市交通環境下において、二輪車・四輪車・汎用製品の電動化技術や情報通信技術、太陽光発電によるエネルギー供給などを用いた総合的なアプローチにより、将来のパーソナルモビリティーのあり方やCO2削減効果の検証を行なう。
 主な実証実験の内容は以下のとおり。

 ○EVやプラグインハイブリッド車の実験車両、電動二輪車「EV-neo」、電動カート「モンパル ML200」などの電動車両を用いた次世代パーソナルモビリティーの実用性、利便性の検証
 ○将来の低炭素化社会の実現に向けた、太陽光発電など再生可能エネルギーの活用の効果検証
 ○地域社会における県民の生活の質(QOL*)向上に貢献できる将来のパーソナルモビリティーのあり方の検討

 *QOL(Quality of Life:クオリティー オブ ライフ):人がどれだけ人間らしい生活を送り、物理的のみならず、精神的な豊かさや幸福を感じているかを尺度としてとらえる考え方

<熊本県との実証実験の内容>

 熊本県、関係市町村、熊本県工業連合会、熊本大学、九州電力、本田が共同で新たに設立した「次世代パーソナルモビリティ推進委員会」の中で、地域社会における県民のQOL向上に貢献できる次世代パーソナルモビリティーのあり方の検証や、各電動車両が普及するための地域や用途の検証を行なっている。

[熊本市]
 ○高齢者施設でのモンパル ML200の共同利用などによるQOL定量評価検証
   ・中心市街地に近接する高齢者集合住宅の入居者を対象とした共同利用。
   ・熊本市郊外の健康福祉センターに通う高齢者を対象としたパーソナルユース。
   ・高齢者総合施設のケアハウス入居者や通所サービスに通う高齢者などを対象とした短期レンタル。
 ○市民や観光客へのレンタルなどによるEV-neoを用いた移動利便性の検証や、高校生の通学利用による若年層への電動化モビリティーの浸透。
 ○県施設への充電ステーション設置に向け、EV利用における施設ロケーションの最適化の検証。

[水俣市]
 ○市民や観光客へのレンタルなどによるEV-neoを用いた移動利便性の検証や、県施設への充電ステーション設置に向けた最適なロケーションの検証。

[阿蘇エリア]
 ○観光客へのレンタルによるプラグインハイブリッド車やEV-neoを用いた移動機会の創出と移動利便性の検証。

「天草エリア」
 ○島内利用による地域の足として、EVを用いた移動利便性の検証。


▼関連リンク
Hondaホームページ : 本田技研工業株式会社
熊本県庁


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