福岡県が選んだ2010年の県政10大ニュースが発表された。比較的明るい話題が上位を占めるなか、昨年(09年)末から世間を騒がし、県政に対する県民の信頼を損なわしめた福岡県町村会事件の関連記事が8位にランクイン。
同事件は、町村会幹部の公金詐欺およびその裏金による副市長をはじめとする市幹部への接待、さらには県町村会長と副知事の贈収賄事件へ発展した大事件と言ってもよい。しかし、記事内容は、同事件により副知事倫理条例制定・再発防止策を実行したことが"8位"となっており、事件そのものの経緯には触れられていない。問題を風化させないためにも、マスコミのみに頼らず、県自らが整理したかたちで公開しておくべきではないだろうか。
1位 「福岡・アジア国際戦略特区」「70歳現役特区」構想を推進
2位 九州新幹線全線開通3月12日に決定、ダイヤ発表
3位 全国初の暴力団排除条例を施行
4位 ハノイとの環境協定を締結・県バンコク事務所を開設
5位 「子育て応援の店」1万店突破、「子育て応援宣言企業」3千社目前
6位 九州で唯一の国際貨物定期便、揚子江快運航空が「北九州空港」に就航
7位 NPO・ボランティアと企業、行政の交流の場「ふくおか協働ひろば」発足
8位 福岡県町村会事件を受け、副知事倫理条例制定・再発防止策を実行
9位 新しい九州歴史資料館が小郡市に開館
10位 麻生知事、知事選不出馬を表明
▼関連リンク
「平成22年 県政10大ニュース決定」(福岡県HP)
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