店舗内装業者として地場では相応の知名度を誇った(株)キャスト。良筋顧客を中心に受注基盤を構築し、売上高は10億円台で安定推移していた。しかし、有利子負債の多さなど財務面で不安要素を抱えていたほか、元関連会社((株)キャストシステム)の倒産により、経営状態は火の車となった。
<企画提案力を武器に 福岡、東京で受注基盤を確立>
(株)キャストは、前代表の坂井靖正氏が同業での経験をもとに、1980年3月独立創業した店舗内装業者。85年5月に法人化され現商号となった。92年8月にはデザイン事業部を(有)キャストデザインとして分社化し、関連会社として設立(後の(株)キャストシステム)。当時はマンションの内装リニューアル工事などを手掛けていたが、需要が少なかったことから、同社の施工部門のような位置づけで営業展開を行なっていた...(⇒つづきを読む)
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