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福岡への提言

福岡の企業が国際競争に勝つためには~碇人事労務センター 碇所長
福岡への提言
2010年12月 9日 08:00

社会保険労務士法人 碇人事労務センター 所長 碇 宏介

<経営パートナーとしての立場から
労務・人事の案件に臨む社労士事務所>

 従業員を雇用する企業には、当然のように人事制度があり、就業規則や社内規定がある。それら人事に関する知識は専門性も高いため、特に中小企業の場合、各種手続きや問題処理など、会社内部での対応はなかなか難しいのではないだろうか。そのような時、頼りになる存在が社会保険労務士である。最近では個人で入会可能なユニオン(労組)があり、労務紛争の初期段階で労組の幹部がいきなり会社に乗り込んでくることも少なくないとも聞く。そんな時にも社労士は会社側とともに労組側と対峙し、経営側・労働者側のお互いにメリットのある解決策を探る業務を請け負う。この場合、労務問題はこじれると訴訟に発展しかねないため、社労士の力量に期待する経営者も多い。
 社労士の世界は近年、関連する法律の改正により、法人化が可能になった。これを受け、福岡で30年余りの歴史を持つ「碇人事労務センター」も2008年3月、法人化し、活動範囲をますます拡大している。「小さな会社の手続き代行や規則策定、中規模会社では人事考課など、企業規模によってさまざまな対応ができる事務所です」と代表社員の碇宏介氏は話す。福岡の中小企業経営者をサポートする 情報ポータルサイト「けいえいOnline」同事務所のクライアントは、福岡市内に約150社、市外・福岡県外に約50社と契約を結ぶなど、地場企業からの評価が高い。
 碇代表は、また福岡商工会議所で専門相談員にも任命され、定期的な相談を受けている。さらに福岡商工会議所が運営するサイト『けいえいonline』で労務Q&Aを担当。労務問題に関する具体的事例を挙げながらのブログも執筆している。

<努力して達成感を味わう仕事を提供し
経営者感覚を身につけた社員創出が必要>

 さまざまな企業の人事労務の案件に臨む碇氏は、最近の若者の職業観に危惧を抱いている。
 「目先の小金を稼ぐために転職を繰り返す人が多くなったような気がします。また会社内でも上司や先輩社員を尊敬しない人や、ろくに努力もしないで仕事に満足できないと訴える人も増えました。もちろん大多数は良識ある職業人なのですが、残念ながら職業観の低い若者も増える傾向にあります。今改めて、家庭や学校、社会のなかで若い人たちに働くことの意味を教え込まないと、これからの日本はおかしくなるような気がします」。
 さらに碇氏の言葉は続く。「ITバブルのころ、六本木ヒルズの従業員は『オレたちは労働者ではない、経営者だから時間外労働も当たり前だ』といって、深夜残業もいとわなかったと聞きます。深夜残業が良いとは言いませんが、若者が経営者感覚をもって働くことは非常に大切なことで、努力して得た達成感の後に何が待っているのかを教えてあげなければいけないのではないでしょうか。専門学校や大学では就職率を上げることだけに汲々としている気がします。就職率も大事ですが、職業観の養成もお願いしたい」。
 さまざまな労務問題に当たってきた碇氏は、地元・福岡の企業経営者と会話する機会があれば、経営者感覚をもつ人材の創出、達成感のある仕事の任せ方などの意義を強調しているという。

<プロフィール>
碇 宏介(いかり こうすけ)碇 宏介(いかり こうすけ)
1959年、熊本県八代市生まれ。熊本県立八代高校、中央大学法学部卒業。「学校法人嘉悦学園」に就職。93年、碇労務管理事務所入職。社会保険労務士、行政書士を登録・開業する。業務の更なる拡大とスタッフ満足、事務所ブランド化を目指し、08年、「社会保険労務士法人 碇人事労務センター」を設立。

<会社概要>
社会保険労務士法人 碇人事労務センター
代表者:碇 宏介
所在地:福岡市南区多賀1-4-40 ファミール多賀204号
設 立:1979年10月1日(碇労務管理事務所)
    ※法人化/2008年3月14日
TEL:092-561-3233
URL:http://www.sr-ikari.net/ 
    http://keiei-online.jp/(けいえい online)


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