6日、久光製薬(株)(本社:佐賀県鳥栖市、中冨 博隆社長)は11年2月期 第3四半期 決算(連結)を発表した。
当第3四半期の売上高は前年同四半期比4.3%増の1,025億8,400万円、経常利益は同比0.3%減の260億2,900万円、四半期純利益は同比3.5%増の166億6,900万円となった。
売上高について、国内市場において医療用医薬品事業は主力製品のケトプロフェン含有経皮吸収パッチ剤「モーラステープ®」が堅調に推移した。6月には、協和発酵キリン(株)と共同で経皮吸収型持続性がん疼痛治療剤「フェントス®テープ」の販売を開始したものの、薬価改定の影響もあり前年同四半期比0.5%の減収となった。
一般用医薬品事業は、新商品として「エアー®サロンパス®ジェットα」などを発売したものの、「サロンパス®」をはじめとする主力ブランドの売上が前年同四半期を下回り、前年同四半期比12.4%の減収となった。
一方、海外市場においては、昨年8月に買収したノーベンファーマシューティカルス社(以下「ノーベン社」)が期初より売上に貢献することとなり、増収となった。
利益面については、薬価改定およびノーベン社を連結子会社に加えたことによる売上原価率の上昇や研究開発費の増加、持分法による投資利益の増加を上回る営業利益の減少などが影響した。
また、特別利益として販売権許諾料を計上している。
▼関連リンク
⇒久光製薬
*記事へのご意見はこちら
※記事へのご意見はこちら