<妻から三行半を突きつけられる>
4月、統一地方選挙―、首長、地方議員の選挙が全国一斉に行なわれる。福岡市議会選挙も同様のスケジュールで、4月1日に告示され10日投開票となる。今回は、民主党が各選挙区に最低2名の候補者を擁立する。また「みんなの党」も各区に新人候補を立てる。一方で、引退議員も数多く、新人立候補者がひしめいていることで競争が激化する様相。これはこれで結構なことだ。定員の1/3位が入れ替えされる競争率があれば緊迫した情勢が生まれる。そうなれば福岡市民の関心も高まるだろう。
今回の立候補予定者のなかで注目を浴びる新人がいる。昨年8月まで福岡市の係長をしていた寺島浩幸氏である。議会事務局法制係長をしていたことで市議会議員たちとの付き合いが深かった。ある日、民主党の古参市議から「南区から出馬しないか」と打診された。よくよく検討して快諾した。ところがどうしたことか、南区からの民主党の公認・推薦を得られなかった。同氏は『公認確実』と信じて福岡市役所を退職したが―。
寺島氏の妻はもともと市議選に名乗りあげることに反対であった。彼女にしてみれば「民主党公認を得ること」が最低の妥協点であったのであろう。「民主党からの支援が期待できなくなっても寺島氏が立候補の断念しなかった行為は暴挙」と判断した。「貴方は私たち家族を取るの!!それとも道楽の道(市議選に立つ)を選ぶの!」と迫られた。寺島氏は「お前たちが大切なことはわかっていることタイ。しかし立候補の気持は変わらん」と返事した。すると妻から「それなら別れましょう」と離縁され、独りの身になってしまった。
<身勝手な女たちに物申す!>
凡人なら奥さんから三行半を突きつけられたならば志を捨ててしまうだろう。だが寺島氏は挫けなかった。同氏は福岡市職員として長年、福岡市政の大変革の必要性を痛感してきた。去る妻を追わずに『変革の獅子』の道を選らんだのである。そうこうするうちに拾う神も現れた。「みんなの党」から声がかかった。現在のところ、西区から「みんなの党」公認で出馬する見通しが立ち、事務所も構えた。本格的な戦いが始まった。
寺島氏の人となりや政策・公約は次回に紹介する。この項では最近の妻の気質に関して触れてみよう。ある代議士を昨年末に取材したときのことだ。同僚たち(国会議員)と東京の夜、会食するときに話題になる共通の悩みは、非協力的な議員妻たちのことだそうだ。それぞれの奥さんたちから愚痴を聞かされて閉口して神経が参るとか。今や「代議士の妻」のポストは当世の女性たちにとってまったく魅力のないものらしい。落選するものなら都市部では即刻、離婚されることが日常茶飯事だそうだ。そう言われてみたら30代の独身議員が嫁さん探しをしているが、いまだ身を固められずにいる。
筆者は女たちの身勝手さに憤慨する。「今時の女たちは、『世のため夫婦で苦労を分かち合う』という気概はないのか」と問いだしたい。寺島さん! 必ず西区で勝ってください。是非、市議の地位を獲得して「どうだ!!もう一度、やり直さないか」と旧夫人に投げかけてみたらいかがでしょうか。
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