13日、(株)マルマエ(本社:鹿児島県出水市、前田 俊一社長)は11年8月期 第1四半期 決算(非連結)を発表した。
当第1四半期会計期間の業績は売上高が前年同期比27.4%増の2億7,900万円、経常損失は4,600万円(前年同四半期は経常損失1億400万円)、四半期純損失は4,800万円(前年同四半期は純損失1億500万円)となった。
利益面について、経営改善計画の実施で固定費削減に取り組んだものの、営業損失を計上する状況が続いたとしている。
精密切削加工事業のFPD分野では、従来得意としていた大型部品だけではなく小型精密部品の受注と生産が好調だったことや、スマートフォンなどの需要拡大に関連した第5世代ガラス基板製造装置向けの部品の受注と生産が拡大した事により、当初想定よりも順調に推移した。
半導体分野では、前期の在庫積み増しの反動による市場停滞の要因で、主要顧客も一時的に生産調整が続いた。市場の調整は11年初頭まで続く見通しであるものの、半導体分野で新たな主要顧客を獲得し、受注の拡大をはじめたとしている。
太陽電池分野では、低調ながらも次世代に向けた薄膜系太陽電池向け試作品の受注が継続するほか、結晶系太陽電池部品の受注を行なった。
装置組立事業においては、為替状況の影響で海外案件の受注を停止し国内案件の受注拡大を行なっており、受注は低迷したとしている。
同時に、継続企業の前提に関する注記も発表している。
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