14日、(株)プレナス（本社：福岡市博多区、塩井 辰男社長）は11年２月期 第３四半期 決算（連結）と11年２月期 通期業績予想の修正を発表した。

■11年２月期 第３四半期 決算（連結）

　当第３四半期連結累計期間の売上高は前年同期比3.0％増の916億1,200万円、経常利益は同比9.4％減の41億4,300万円、四半期純利益は同比28.4％減の17億5,100万円となった。

　売上高については「ほっともっと」の既存店売上高が前年実績を下回ったことと、パートナーチェーン制度への移管による減少要因があったものの、新規出店による店舗数増加が主な要因で、前第３四半期連結累計期間に比べ増加した。
　営業利益、経常利益については、「ほっともっと」の既存店売上高が前年実績を下回った影響などにより減少した。
　四半期純利益については、特別損失にて関係会社株式評価損を４億9,300万円計上したことなどにより減少したとしている。

　また、東日本エリアの物流センター（埼玉県杉戸町）内に食肉加工工場と精米センターを新設。東日本エリアの「ほっともっと」および「やよい軒」店舗向け食材の製造から納品までの期間短縮を図ったとしている。
　店舗展開については新規出店を84店舗、退店を53店舗行ない、店舗数は2,674店舗となった。また、改装・移転については、46店舗実施した。
　国外では、中国で「ほっともっと」の展開を図るため、合弁会社北京好麦道餐飲管理有限公司（非連結子会社）を設立し、北京に海外進出１号店「Hotto Motto（好麦道）」を７月にオープンした。

　なお同時に、期末配当金を１株につき26円支払うと発表している。

■11年２月期 通期業績予想数値の修正（10年３月１日～11年２月28日）

　通期連結業績予想修正の理由は、売上高の修正については「ほっともっと」の既存店売上高前年比が回復基調にあることが主な要因。利益面の修正については前述の売上高増加に伴う利益増加に加え、コストの低減などが見込めることから、上方修正したとしている。
　通期個別業績予想修正の理由は通期連結業績予想修正の理由と同じ。

◇連結業績予想数値の修正

【売上高】
　前回発表予想：1,217億円
　今回修正予想：1220億円
　増減額：３億円

【営業利益】
　前回発表予想：46億9,000万円
　今回修正予想：57億円
　増減額：10億1,000万円

【経常利益】
　前回発表予想：50億円
　今回修正予想：60億円
　増減額：10億円

【当期純利益】
　前回発表予想：19億6,000万円
　今回修正予想：24億円
　増減額：４億4,000万円

◇個別業績予想数値の修正

【売上高】
　前回発表予想：1,203億円
　今回修正予想：1,206億円
　増減額：３億円

【営業利益】
　前回発表予想：47億8,000万円
　今回修正予想：59億円
　増減額：11億2,000万円

【経常利益】
　前回発表予想：51億円
　今回修正予想：62億円
　増減額：11億円

【当期純利益】
　前回発表予想：15億4,000万円
　今回修正予想：21億円
　増減額：５億6,000万円

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