4月の統一地方選で、民主党から公認・推薦を得た立候補予定者たちが、厳しい逆風にさらされている。もっとも有権者の非難の対象は、菅政権に対するもの。さんざん文句を言われた挙句、「まあ、あんたに言ってもしょうがないよね」ということも。そうしたクレーム処理に追われ、自分の政治活動に支障をきたしているという。
あまりにも厳しい逆風に耐えかねたのか、街頭に立つとき、民主党ののぼりを立てない立候補予定者も散見するようになった。さらには、自分の名刺に「民主党」とあえて書かない者も―。これではまるで『隠れキリシタン』である。
ここであえて、クレームは"期待の裏返し"ととらえ、じっくりと対話をすることをおすすめしたい。「電話でさんざん文句を言われましたが、ひとつずつ、しっかり説明すると最後は応援していただけるようになりました」と、民主党の現職県議は語った。
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