電気自動車(EV)の普及に伴い危惧されることのひとつに、電池の「充電」インフラ整備の存在がある。現状ではガソリンスタンドのように街中の至るところに急速充電スタンドがあるわけではなく、懸念材料となっている。
今回、電機大手の安川電機(北九州)は、電力変換技術を応用した急速充電器を開発し、製品化した。EVに搭載されるモーターやインバータなどと共に、急速充電の分野でも同社の技術は今後ますます必要とされてゆくことが期待される。
この急速充電器の特徴は(1)スタンド部と電源部を分離、(2)複数同時充電、(3)フリースペースの有効活用、(4)操作説明と操作スイッチの一体化となっており、高齢者や女性などにも簡単に操作ができるように設計されている。
販売は2011年3月21日からでスタンド1台あたり360万円の価格設定となっている。またこの装置は本日から東京ビッグサイトにて開催される「第2回 EV・HEV 駆動システム技術展(EV JAPAN)」に出展される。
【発信!北九州】
*記事へのご意見はこちら
※記事へのご意見はこちら