18日、福岡県は同県と西日本高速道路(株)が共同で整備してきた九州自動車道「鞍手インターチェンジ(IC)」が2月19日15時に開通すると発表した。
同ICは、直方市や鞍手町など筑豊地域からの最寄りインターチェンジで、周辺には「植木メカトロビジネスタウン(直方市)」「明神池工業団地(直方市)」「鞍手団地(鞍手町)」「京ノ上工業団地(鞍手町)」などがあり、自動車関連産業や半導体関連産業が数多く立地している。
今回の開通により、これらの工業団地から九州自動車道へのアクセスが大幅に向上することから、物流の効率化による進出企業の競争力向上やさらなる設備投資が期待されており、また「鞍手IC」周辺で分譲中の「小竹工業団地(小竹町)」などへの企業の立地促進も見込まれるため、筑豊地域の地域経済の向上と雇用の創出も期待されるとしている。
所要時間については、鞍手市街地などから九州自動車道への最寄りICが八幡ICから鞍手ICとなり高速道路までの所要時間が短縮され、また両ICに分散されることによって八幡IC周辺の交通混雑が解消されるとしている。
なお、2月19日午前10時から鞍手IC料金所付近において、鞍手IC建設促進期成会および西日本高速道路九州支社による開通式典が開催される。
<鞍手IC概要>
[設置位置]
九州縦貫自動車道 八幡IC から4.8km
九州縦貫自動車道 若宮IC から9.1km
[事業期間]
04年度~10年度
[全体事業費(概算)]
約58億円(県:約45億円、NEXCO:約13億円)
[高速自動車国道の路線名]
九州縦貫自動車道鹿児島線宮崎線
[運用車種]
西日本高速道路(株)の料金車種区分の全種
(軽自動車等、普通車、中型車、大型車、特大車など)
[連結位置]
福岡県鞍手郡鞍手町
[連結施設]
一般県道 直方鞍手線
[開通日]
2月19日(土)15時
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