20日、安川情報システム(株)(本社:北九州市八幡西区、清水 喜文社長)は11年3月期 第3四半期 決算(連結)を発表した。
当第3四半期連結累計期間の売上高は前年同四半期比6.7%減の82億6,000万円、経常損失は6億3,000万円、四半期純損失は4億8,100万円となった。
ビジネス・ソリューション事業では、売上高は前年同四半期比9.4%減の36億2,200万円となった。
移動体通信事業者向けシステム構築の開発案件が一巡し、受注規模が縮小した。また、製造業向けビジネスソリューションも企業のIT関連投資への厳選や発注単価の抑制が影響したとしている。
組込制御ソリューション事業では、売上高は同比0.1%減の21億1,900万円となった。
前年度に新規受注した蓄電池の遠隔監視システムや医療機器向け組込ソフトの売上があった。メカトロ分野や半導体製造装置などの産業機器向け制御ソフトは、設備投資が持ち直しつつあるため回復基調にあるものの、生産ライン管理向けFAシステムや駅務機器、住宅や車載などの民生機器向け組込ソフトが低調に推移したとしている。
医療・公益ソリューション事業では、売上高は同比3.5%減の8億8,100万円となった。
自治体向け情報通信基盤構築は堅調に推移したものの、医療機関向けソリューションサービスは低調に推移した。
プロダクト事業では、売上高は同比10.1%減の16億3,700万円となった。
情報通信機器分野では情報端末機器などの需要が堅調に推移したものの、インターネット・セキュリティ関連製品は前年度の反動もあり需要が大幅に減少した。
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