25日、（株）ワイエルインベスト（福岡市中央区）の山本社長は、福岡市立堤丘小学校の５年生47名を対象に講演会を行なった。
　講演では、山本社長がインドネシアでマングローブを植林するようになったきっかけや、世界規模で起きている環境問題の現状などについて、写真を交えながら説明を行なった。
　講演中、生徒からは「日本でマングローブを植えると津波は減らせるのですか」「環境を一番汚している国はどこですか」など、多くの質問が上がっていた。また、生徒のなかには「インドネシアに行ってみたい」というような感想を述べる者や、山本社長の説明に感嘆の声を上げる者もいた。
　講演の最後、山本社長は生徒たちに「今の日本があるのは他国のおかげなんだ」「これからは、君たちがやっていかないといけない！君たちの時代なんだ」と語りかけ締めくくった。

　生徒と一緒に講演を聞いていた先生からは、「実際にマングローブの植林を体験されている山本社長の話を聞けて良かった」「教科書に載っていることだけしか知らなかったので、大変勉強になった」「今、総合学習で環境問題について勉強しているので、今後に活かしていきたい」などの感想の声が寄せられた。

　山本社長は、今回の堤丘小学校での講演について、「予想以上に子どもたちに響いていたので驚いた。感銘を受けた」と感想を述べた。また、今後の講演活動については、「子どもたちが気付いていないこと、それを伝えていきたい。知らないことを掘り下げていき、心に残してやりたい」と、笑顔を見せた。

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