昭和グループに属する(株)唐津ゴルフ倶楽部の破綻を受け、弊社取材班は15日、16日と唐津・佐賀地区にあるグループ各社の周辺取材を敢行した。詳細については今後随時報じていく予定であるが、地区経済の冷え込みを肌身で感じさせられる取材となった。
今回は、グループ各社の写真を掲載する。昭和バス(昭和自動車(株))や昭和タクシー(株)といった、かつて同グループの屋台骨を支えた交通事業関連の各社では社屋などに老朽化が目立つが、これは「立派な建物をつくる必要はない。利益はお客さまに還元すべきだ」との故・金子道雄氏の遺訓(同社関係者談)によるものだという。また、青果市場などの公的色彩の強い事業をてがけていることからも、同グループがいかに地域貢献を大事にしてきたかが読み取れる。
しかし、景気の波と時代の移ろいのなか、唐津・佐賀地区の経済の疲弊は蔽いようもない。唐津ゴルフ倶楽部を支えきれなかった同グループの動向に、注目が集まる。
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