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チャイナビジネス最前線

未知なる可能性を秘めた中国の地方都市
チャイナビジネス最前線
2011年2月 3日 08:25

記者会見を行なう和田一夫氏 元国際流通グループ・ヤオハン代表で、現在、日中の架け橋役として国際経営コンサルタントをしている和田一夫氏が3日、記者会見を開き、今年5月開催の「合肥中日企業家シンポジウム」の概要を発表した。

 これは、和田氏が経営している(株)和田総研および安徽省の安徽三聯集団が中心となって、「中日起業家シンポジウム」を安徽省の省都である合肥で開催しようと中国政府に提案したもの。政府側は、合肥市の区域、資源、環境の優勢を十分に発揮し、積極的に日本企業と提携・交流を深めることを快諾し、今回の開催が決定した。

 このシンポジウムは5月22日から24日まで開催予定。期間中の参加者は約700人(うち300人は日本企業家、300人は合肥を含めた全国の企業家、100人は学者・政府関係者)を見込んでいる。

「合肥中日企業家シンポジウム」 詳細は別紙のとおり
 (右の画像をクリックするとPDFファイルが開きます)。

 和田氏は97年、ヤオハン日本法人が経営破たんして以来、10年以上勉強の日々を過ごし、その間、これまでの失敗と挫折の経験をもとに、いろいろな場面を通じて、両国の若手経営者への経営アドバイスの手伝いをしてきた。そうしたなか、去年10月、中国の友人から合肥市に招かれ、中国の地方都市発展のために尽力してほしい旨の相談を受けたという。

 安徽省は胡錦濤国家主席の出身地でもあり、「上海浦東」をモデルとした「安徽浦東」という都市計画がある。中国の地方都市の経済発展プロジェクトのモデルケースにしたいという政府の意向もあるようだ。この経済発展プロジェクトは、合肥市政府を指導する共産党の孫金龍書記長が中心に推進していて、孫書記長は「合肥市が発展すれば、ほかに30以上ある同規模の500万都市の成功モデルになる」と期待している。

 和田氏は今回のシンポジウムに先立って、今月10日、「チャイナビジネスは地方の時代へ」というセミナーで講演する。和田氏は「日本の製造業などを中心に、もうすでに合肥進出を考えている企業がある。北京や上海にはない、未知なる可能性を秘めているのが合肥のような地方都市だ。ヤオハン経営の経験で、最も学んだ部分を話したい」と意気込みを語った。


チャイナビジネスは地方の時代へ~元ヤオハングループ会長・和田一夫氏特別講演会

■「チャイナビジネスは地方の時代へ~成功の秘訣を語る!!」

【日 時】 2月10日(木) 17:00~(会場受付16:30)

【会 場】 福岡国際会議場(福岡市博多区石城町2-1 TEL:092-262-4111)

【講 演】
17:00~17:30
中国全国人民大会 代表・中国民間商会 副会長
合肥市政府商務局使節団メッセンジャー
金 会慶 氏 「中国・安徽省の現状と可能性」

17:30~18:30
(株)和田総研 代表取締役社長(元ヤオハングループ会長)
和田一夫 氏 「チャイナビジネス成功の秘訣とは」

【懇親会】 18:45~20:00(両名も参加されます)

【会 費】 講演会5,000円(定員200名)
      懇親会3,000円(限定150名、申込先着順)
      ※ご入金確認後、参加証をFAX致します。

【問合先】福岡アジアビジネス研究会事務局 矢野・楢﨑 
(福岡市博多区中洲中島町2-3-8F、TEL:092-262-3388)

※お申込みはこちら >>

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