現在、長崎の冬を幻想的に彩る「2011長崎ランタンフェスティバル」が開催されている。旧正月に合わせて行なわれるため開催期間は毎年変わっているが、今年は2月3日(木)~17日(木)までの2週間を予定している。
もともとこのお祭りは、長崎に在住している華僑の人々が、中国の旧正月を祝うための行事「春節祭」として始めたもの。主に「長崎新地中華街」を中心に行なわれていたが、今では市内各地へと広がり、長崎の冬の一大風物詩となっている。
期間中は、市内中心部の各地に、約1万5,000個もの「ランタン(中国提灯)」が飾られ、街を極彩色に染め上げている。また、各会場には大型オブジェが立ち並ぶほか、「皇帝パレード」や「龍(じゃ)踊り」、「媽祖(まそ)行列」、「中国雑技」、「二胡演奏」などといった各種イベントも連日繰り広げられている。
筆者が現地を訪れた5日(土)の夜、休みということもあって長崎市内はたいそうな賑わいを見せていた。市内各所が幻想的なランタンの光で彩られ、「長崎新地中華街」とそこに隣接する「湊(みなと)公園会場」では詰めかけた多くの人々で、文字通り身動きが取れないほど。市内を走る路面電車の車内も、溢れかえる観光客ですし詰め状態であった。しかし、それでも訪れた人々は、それぞれ幻想的な光の饗宴に魅入っていたようだ。
なお、「2011長崎ランタンフェスティバル」は、今月17日(木)まで開催される。
【坂田 憲治】
<開催日>
2011年2月3日(木)~2月17日(木)
<お問合せ先>
長崎ランタンフェスティバル実行委員会(長崎市さるく観光課内)
TEL:095-829-1314
FAX:095-829-1232
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