2月4日までに事後処理を弁護士に一任した北九冷食販売(株)は、取引先各社に対し担当弁護士名で民事再生法の適用申請を決断したことを通知した。この通知が取引先に届いたのが、翌5日(土)であった。
7日早朝、同社の本社入口には、右画像のような告知文が貼付されていた。文字通り読めば7日に小倉地裁へ申請、同日保全命令が出たと解釈するのが一般的である。しかし、実際には7日の昼過ぎ時点では、まだ申請されていなかったようだ。いずれにせよ、早晩何らかの法的処理が行なわれることだけは確かのようだ。
今月に入り、水面下で同社に関する様々な噂が噴出していた。ある業者が同社へその真相を問い合わせたところ、「大手企業からの支援が決まったので、大丈夫」と同社側から連絡を受けていたとのことであった。
近年の同社の業績は、同業他社との競争激化で価格競争に陥り、連続して赤字を計上、債務超過状態であった。再生計画は厳しいものになると思われる。
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