９日、昭和鉄工(株)（本社：福岡市東区、山本 駿一社長）は11年３月期 第３四半期 決算（連結）および11月10日に公表した業績予想の修正を発表した。
■11年３月期 第３四半期 決算（連結）
当第３四半期連結累計期間の売上高は前年同期比14.7％増の87億8,300万円、経常利益は8,900万円（前年同期は経常損失５億4,000万円）、四半期純利益は2,700万円（前年同期は四半期純損失15億200万円）となった。
サーモデバイス事業製品を中心に売上高が増加した。
機器装置事業の売上高は53億9,900万円となった。
熱源機器製品において「業務用エコキュート」の受注・売上が順調に増加したものの、空調機器製品において「ファンコイルユニット」および「エアハンドリングユニット」の売上が採算重視政策により多少減少した。また、環境機器製品のうち「ステンレス箔ヒーター」の売上が順調に推移したとしている。
素形材加工事業の売上高は15億6,600万円となった。
鋳造品において一般産業機械関連の需要低調による影響を受けたものの、景観製品では橋梁用防護柵等の需要が順調に推移したとしている。
サーモデバイス事業の売上高は18億1,700万円となった。
主に先方都合により納期延期されていた台湾の液晶パネルメーカー向け熱処理炉の前期末受注残分が出荷・売上計上されたことによるもの。
■11年３月期 通期 業績予想数値の修正（10年４月１日～11年３月31日）
連結業績予想の修正理由について、売上高は微増になるものの営業利益、経常利益は変動ない見込み。しかし、前回発表予想に東京支社の売却益２億円程度を見込んでいたものの売買条件が整わず、次年度にずれ込んだことから、当期純利益が大きく減益の見込みとしている。
個別業績予想の修正理由については、売上高、営業利益、経常利益は微増となったものの、連結業績予想と同様に東京支社の売却延期が大きく影響し、当期純利益が大きく減益する見込みとしている。
◇11年３月期 通期 連結業績予想数値の修正（10年４月１日～11年３月31日）
【売上高】
前回発表予想：115億円
今回修正予想：120億円
増減額：５億円
【営業利益】
前回発表予想：１億円
今回修正予想：１億円
増減額：―
【経常利益】
前回発表予想：8,000万円
今回修正予想：8,000万円
増減額：―
【当期純利益】
前回発表予想：２億5,000万円
今回修正予想：2,000万円
増減額：▲２億3,000万円
◇11年３月期 通期 個別業績予想数値の修正（10年４月１日～11年３月31日）
【売上高】
前回発表予想：94億円
今回修正予想：99億7,000万円
増減額：５億7,000万円
【営業利益】
前回発表予想：3,000万円
今回修正予想：6,000万円
増減額：3,000万円
【経常利益】
前回発表予想：1,000万円
今回修正予想：4,500万円
増減額：3,500万円
【当期純利益】
前回発表予想：２億円
今回修正予想：500万円
増減額：▲１億9,500万円
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