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より小さな政府へ~『地方の時代』への提言(1)
政治
2011年2月10日 15:04

 前回の統一地方選挙で敗れて、私自身、最初は自信喪失になり正直今後どうしようかととても悩みました。思えば、学生時代に山田宏衆議院議員の政策秘書となり、政治の道ひと筋で駆け抜けたわけです。身の振り方などさまざま考えました。そして「4年間というのは正直長いなぁ」「自分が気持ちを維持できるかどうか」正直不安でありました。

 このときに、「アメリカ合衆国の政治家は、落選したり辞めても学者やシンクタンクの研究員になったり、事業家になったりとタフだ。日本の政治家も見習わないといけない」「君は政治の道でしか今まで活動していなかったから、これを機会に事業でもはじめたらどうか」というアドバイスを受け、小さいながらコンサルタント会社を立ち上げました。自分で「会社の作り方」という本を買って定款を作り、法務局と登記所に行き手続きを行ないました。余談ですけど、窓口で担当の女性から「堀さんでしょう。私、知っていますよ」といわれ、同じ校区に住んでいる方でした。

ビル郡 立ち上げた会社は、行政の仕事で民間開放している業務を受託するコンサルタントを主にしていました。その間、さまざまな県や市を訪問しました。議員の時と違い、ひとりの民間人として、しかも福岡県と関係のない県や市にもたくさん行きましたので、大変苦労もしましたし、行政を違った目でみることもできました。ありきたりですが、やはり、「役所は、民間人に不親切だなぁ」と実感しました。
 一方で、感心したことは、滋賀県の草津市に行った時です。総合案内受付の感じのいい女性が「オリックスファシリテーション」と書いたネームプレートを付けていました。「お姉さん。オリックスの人ですか?」と聞いてみると、「ここの受付は、わが社が行なっております」ということでした。

 2003年以降、「役所業務の民間開放」「指定管理者制度」が叫ばれ、福岡県でも徐々にではありますが、指定管理者制度などが進んでいます。私も県議会議員在職中、こういったことを推し進めていくべきだといつも主張していましたので、福岡から遠い地域でも、このようのことが実現しているのかと感激したことを覚えています。同じ仕事でも、民間でできる業務は民間に任せ、開放をしていく。そして、「行政は、(国にあっては政府、地方にあっては自治体)仕事を減らし、人数も減らしていく」、そしてここに使われる税金をできる限り少なくしていく。要するに「小さな政府」を目指していくことが、これからの我々の進んでいき、目指していく道だと改めて実感したのです。

(つづく)

【堀 宏行】

<プロフィール>
堀 宏行堀 宏行 (ほり・ひろゆき)
昭和63年、福岡県立修猷館高等学校を卒業し、平成元年、早稲田大学法学部に入学。平成6年1月より、当時、衆議院議員であった山田宏 前杉並区長の政策秘書を務める。平成6年3月、早稲田大学卒業。平成8年11月、衆議院議員であった鈴木淑夫氏の政策秘書を務める。平成11年4月、福岡県議会議員に初当選。以後、2期8年務める。


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