はじめまして。日本人事経営研究室(株) 代表取締役の山元浩二と申します。弊社は、人材育成を通して企業の成長を支援する、人事評価制度専門のコンサルティング会社です。これまで培ってきたノウハウを元に、本日より6回の連載で、人事評価制度の概略、必要性とその仕組み、そして実際の効果までをお伝えして参ります。
第1回目は、人事評価制度とは何か?ということについてです。
「人事評価制度なんてつくっている暇があったら、目の前の商品を売って少しでも売上を上げるほうが先だ」。
そう考えている(考えていた)社長さんも多いと思います。人事評価制度がなくても業績が好調の会社、あるいは、一度人事評価制度を導入したけれど、思うような成果が上がらなかったから必要性を感じないという会社も多いものです。
そもそも、人事評価制度とはどのような制度を指すのでしょうか。評価制度というと、イコール「査定」のようなイメージを持たれる方が多いのですが、それはその一面でしかありません。
人事評価制度は、継続的に社員を成長させる仕組みであり、人材育成を通して経営目標を達成することが本来の目的です。そのためには、前提として経営計画書の作成が必要です。経営計画書がないと経営目標が明確にはならないからです。
会社がどのような方向を目指すのか、そのためにはどのような人材が求められるのか、によって評価制度は変わってきます。つまり、評価制度は会社のビジョンや経営戦略と結びついていなければならないのです。ところが、この本来の目的を見失っているケースが非常に多いのです。
また、こうも言えます。人事評価制度をうまく活用すれば経営目標、社長の将来のビジョンを実現することができるのです。それは、会社の方針や戦略にもとづいて社員を動かすには人事評価制度が必須だからです。特に、社員数10人を超える会社では人事評価制度がないと、全社員のベクトルを揃えるのが不可能と言い切っても過言ではありません。
次回は、なぜ会社の成長には人事評価制度が必要なのか?その理由をお話します。
日 時: 2011年4月7日(木) 17:30~20:00(受付開始17:00)
会 場: TKP天神シティセンター【S-2】
福岡市中央区天神2-14-8 福岡天神センタービル8F
参加費: 1名様/5,000円(税込)
お問合せ: 日本人事経営研究室(株) 担当/新谷陽子
TEL:092-433-5546
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