13日、今年も春の訪れを告げるシロウオ漁が、福岡市西区の室見川で始まった。「ヤナ」と呼ばれる漁法は、産卵のために室見川を上がってくるシロウオを竹などで編んだ梁簀(ヤナス)に追い込むもので、江戸時代から300年も続く伝統的な漁法だ。シロウオはかつては黒田の殿様が好んで食したようで、「殿様魚」としても親しまれていた。
室見川はかつて上流「ホタル」、中流「アユ」、下流「シロウオ」の清流として知られていたが、シロウオの漁獲量も年々減少傾向となり、近年では通常200~300キロの水揚げ量となっている。漁の最盛期は2月下旬から3月中旬までで、室見川近辺の料理屋にはこの1か月間にシロウオを目当てに大勢の人々が訪れる。
▼シロウオ料理が楽しめるお店
寿司割烹たつき
住所:福岡市西区姪の浜1丁目13-28
電話:(092)881-1223(代)
http://www.sushi-tatsuki.com/
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