14日、鳥越製粉(株)(本社:福岡市博多区、鳥越 徹社長)は10年12月期 決算(連結)を発表した。
当期の売上高は前年同期比11.6%減の約211億8,500万円、経常利益は同比20.6%減の約19億7,300万円、当期純利益は同比23.7%減の約10億8,700万円となった。
副産品価格の下落のほか、物流費・減価償却費など諸経費の増加、退職給付債務計算の割引率の見直しによる退職給付費用の増加、投資有価証券評価損の発生などの影響があった。
食料品部門では、製粉についてはフランスパン専用小麦粉の出荷数量は上伸したものの、小麦粉全体では前年同期を若干下回った。製品価格の値下げの影響が大きく減収となった。
食品については「米粉ミックス」をはじめとしたオリジナル商品の販売に努めたものの、大型ヒット商品のピークアウトや製品価格の値下げの影響により減収となった。
精麦については新規開拓など積極的な営業活動を推進した結果、出荷数量は上伸したものの、製品価格の値下げの影響を吸収できず減収となった。
飼料部門では、出荷数量は上伸したものの、販売価格の下落の影響により減収となった。
その他部門では、加工賃収入の増加などにより増収となった。
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