9日夜の発砲事件を受けて、北九州市と福岡県警は14日、小倉北区のメディアドームで「北九州市民緊急暴力追放決起大会」を行なった。この暴追運動には市民をはじめとする約1,500人が参加、相次ぐ発砲事件の発生に市民の暴追への覚悟が表れていた。
冒頭、北橋市長が「不退転の決意で暴力団排除を進める」ことを表明。続いて、田中県警本部長は発砲事件への関与が噂される指定暴力団工藤会を名指しして「工藤会潰しに邁進」することを訴えた。その後、参加者は工藤会本部事務所前までパレードを行ない、県警幹部が事務所撤去を要請する声明文を読み上げ、その声明文を郵便受けに投函した。
昨年、小倉南区で暴追運動を行なっているリーダー宅への発砲事件が発生して以来、北九州市内では規模の大小はあるが、暴追運動が頻繁に行なわれるなど市民の暴追への気運は高まっている。施行された福岡県暴力団排除条例は「抜け穴」が多く、的確に機能しているとは言い難い。まずは警備体制の見直しをすべきではなかろうか。
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