（有）深川保険事務所 代表取締役
福岡博多ライオンズクラブ 会長 深川 貞祐
＜組織力で活動の充実化を図る＞
福岡博多ライオンズクラブは1965年に結成され、設立45年を迎えた。今年７月１日より、深川貞祐氏が福岡博多ライオンズクラブ第46代会長に就任している。深川氏が同会に入会したのは94年７月。以来16年間、奉仕を通じての地域貢献活動を積極的に行なっている。
一口に奉仕と言っても、その内容は幅広い。ライオンズクラブが行なう活動にもさまざまなかたちがあるが、そのなかのひとつに「労力アクト」という、お金を使わない奉仕がある。これは地域の清掃や献血の呼びかけなど、金銭を用いない活動のこと。またこの労力アクト以外にも、寄付や寄贈などさまざまな活動を行なっている。深川氏は、「これらの活動を個人でなく『ライオンズクラブ』という団体で行なうことで、他に与える喜びとやりがいをもって、有意義に活動することができる」と語る。
2010年～11年度の方針として深川氏は、「福岡博多ライオンズクラブの45年の歴史と伝統を尊重し、全会員の熟練した創造と経験を生かし、クラブ活動を活性化し、地域社会に強く貢献する」ことを打ち出している。具体的な活動内容としては、青少年健全育成の一環として草ヶ江ヤングラガーズ支援や福岡県なぎなた連盟支援、また、無認可託児所への寄贈、さらに公園清掃や天神、博多駅前での献血活動、古本の寄贈などを行なうとしている。
より良い活動を行なうためには、会員同士の交流も欠かせない。同会では現在、月２回の例会に加え、５年ごとに周年行事を行なっている。今年からは、青年アカデミーという若い方の集まりや、年間を通して同一テーマでの卓話も始まった。また、会員だけでなくその家族も参加できる行事も多く、互いの親睦を深めている。
深川氏は、会員の増強が現在の課題のひとつだと話す。深川氏が入会した当時の会員は80名以上だったそうだが、現在は50名を切っているという。そのため会員の増強にも力を入れ、さらなる活性化と発展を目指している。
＜博多を拠点に発展＞
福岡博多ライオンズクラブは、博多駅と非常に縁が深いという。福岡博多ライオンズクラブの例会は、毎回博多駅東にて開かれている。また、以前博多駅前に設置されてあった黒田武士の銅像は同会の寄贈によるもの。現在は新博多駅ビル建設工事のため、銅像は撤去されているが、駅ビル完成にあわせて博多駅に戻ってくることになっている。
深川氏は最後に、福岡博多ライオンズクラブのホームグラウンドでもある福岡・博多について、次のように語ってくれた。
「福岡市は、陸路、海路、空路とすべて完備されており、大変住みやすい街です。これほど利便性の良い市はほかにないでしょう。来年３月の新幹線の開通で、さらに良くなるのではないでしょうか。JR博多シティもオープンしますし、博多駅にますます活気が出ると良いですね。やはり駅前には活気があってほしいと思います。駅周辺の車や人の流れも変わるでしょう。博多へ来て、その足で天神へ行こうとか、中洲へ行こうとかいう人も増えるのではないでしょうか。
福岡博多ライオンズクラブと博多駅は、切っても切れないような縁のある間柄です。これからも、ますます発展していくことを期待しています」。
＜プロフィー＞
深川 貞祐（ふかがわ さだすけ）
1941年５月生まれ。佐賀県出身。97年７月より（有）深川保険事務所代表取締役を務める。2010年７月１日、福岡博多ライオンズクラブ会長に就任。
＜事務所概要＞
（有）深川保険事務所
代 表：深川 貞祐
所在地：福岡市西区姪浜駅南3-16-26
設 立：1997年７月
ＴＥＬ：092-894-2111
ライオンズクラブ４Ｒ福岡合同事務局
所在地：福岡市中央区天神3-15-24
ＴＥＬ：092-771-5781
※本稿は以下の書籍に掲載されています。
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