18日、九州地方整備局事業評価監視委員会は熊本県御船町で建設予定であった七滝ダムの是非を審議、事業中止の方針を固めた。七滝ダムは、御船川が台風や豪雨による氾濫が続いたことにより1991年に計画された利水・治水目的のダム。水需要の拡大が見込めなかったことから、利用目的を限定し事業計画縮小を図っていたが、各行政の検証の結果、ダム建設の必要性が認められなかった。
国土交通省は八ツ場ダムをはじめ、昨年より開始されたダム事業の再検証を行なっているが、国直轄ダムが中止と結論づけられたのは今回初めてとなる。
※記事へのご意見はこちら
※記事へのご意見はこちら