JAF(社団法人 日本自動車連盟)福岡支部(長島 健博支部長)は、燃料の給油間違いによるトラブルの状況を把握するため、平成22年12月1日から平成23年1月31日の2カ月間にわたり、燃料の給油間違いによる救援依頼について調査を実施した。
その結果、福岡県内が4年連続で全国最多となる42件(前年比150.0%)の「燃料給油を間違ったクルマの救援」を実施した。
給油方式別では、36件(85.7%)がセルフ式のガソリンスタンドで発生しており、燃料別では「ガソリン車に軽油を給油」が25件(59.5%)で最も多く、なかには「灯油を給油」したケースもあった。
誤給油の主な理由は、「いつも乗る車と同じ燃料を入れてしまった」などの「勘違いや」や「急いでいた」「軽自動車は軽油と思い込んでいた」などさまざまであった。
また、九州・沖縄8県では73件で、前年同期より26件(同比155.3%)多く、県別は、福岡42件、熊本7件、長崎・大分6件、宮崎・鹿児島4件などとなっている。
給油方式別では、セルフ式で63件(86.3%)発生しており、燃料別では「ガソリン車に軽油を給油」が47件(64.4%)、「灯油を給油」が3件(4.1%)あった。
JAF九州本部では「給油ノズルは"レギュラーガソリンが赤""ハイオクガソリンは黄色""軽油は緑色"に統一されている。特に、マイカーでないクルマや初めて乗るクルマに給油するときは、給油口の表示や車検証、取扱説明書で燃料の種類を確認するなど、慎重に給油してほしい。誤給油に気付いたら、決してエンジンはかけないで」とドライバーに呼びかけている。
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