28日、日本パワーグラファイト(株)(本社:東京都江東区、吉田 祥治社長)は
響灘臨海工業団地(北九州市若松区内)にリチウムイオン二次電池用負極材の新工場を建設すると発表した。電気自動車用などの大型リチウムイオン二次電池の市場拡大に対応するため。
「日本パワーグラファイト」は10年4月、日本コークス工業(株)(本店:東京都江東区、小倉 清明社長)と住友商事(株)(本社:東京都中央区、加藤進社長)の合弁で設立された「リチウムイオン二次電池用負極材」を製造・販売する会社で、現在、北九州市若松区内に年産300トンの工場を有している。
新工場は、現工場近隣の北九州市所有の響灘臨海工業団地に建設。現在の年産300トンに新工場の年産700トンを加え年産1,000トン体制となり、現在の3倍強に拡大するとしている。
新工場の建設にあたっては、経済産業省の10年度「低炭素型雇用創出産業立地推進事業」の補助対象事業に採択されているほか北九州市、福岡県からも助成金などの支援を受ける予定となっている。
<新工場概要>
所在地:福岡県北九州市若松区響町1-120-5
敷地面積:約9,000m2
投資額:約10億円
生産能力:年産700トン
稼働開始:12年3月
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