10日、自民党のベテラン福岡県議、江口吉男氏(61)に政治資金規正法に違反する疑いがあることが分かった。同日、新たに開設された調査報道サイト「HUNTER(ハンター)」が報じている。
違反の疑いがあるのは、柳川市内の企業から支払われていた江口県議の秘書への給与に関して。政治献金として扱われるところが、同県議の関連政治団体の収支報告書には、献金の事実が記載されていなかった。
また、同サイトは、献金を行なっていた企業側の経営上の問題で、秘書給与が支払えなくなった時期から、政務調査費と自民党支部の政治資金によって給与を折半して支払っていた事実を指摘。さらに、関連政治団体への同県議の寄附が記載されていないことも確認されており、福岡県選挙管理委員会も現時点における違法状態を認めているという。
なお、江口県議の秘書に給与を払っていたのは、建築資材会社「有限会社オキハタ開発」。登記簿を確認したところ、2003年5月から同県議の妻が代表を務めており、所在地は同県議の自宅住所地となっていることが判明した。
問題の事実関係について、江口県議は同サイトの取材要請に応じておらず、また、NET-IBニュースの取材の電話に応対した関係者は「本人不在で帰ってくる予定もわからない」という。
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調査報道サイト「HUNTER(ハンター)」
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