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入居者獲得競争が激化する九大学研都市エリア
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2011年3月14日 16:55

九大学研都市駅 九州大学の前期日程試験の合格発表も終わり、九大伊都キャンパスの最寄り駅となるJR筑肥線「九大学研都市駅」周辺の部屋探しが本格化している。
 2009年度から箱崎キャンパスの一部と六本松キャンパスを全面移転した九州大学は、1、2年生の間は全員が福岡市西区元岡にある伊都キャンパスに通う。そのため、一昨年から九大学研都市駅周辺の賃貸住宅が不足し、受験生が合格発表前に部屋探しをするほどの住宅不足が起きていた。しかし、その後の相次ぐ住宅供給で状況は一転、今年の賃貸市場は供給過多の様相を呈している。

 このようななか、同エリアでは今年の入居者募集活動の競争が激化し、新築賃貸物件のなかには「敷金・礼金なし」で、供給過多の市場に先駆けて入居者を確保しようとする動きもでてきている。ただし、この手の「初期費用なし」の賃貸物件は減額した初期費用分を他の名目で回収したり、賃貸管理の必要経費を圧縮して収益低下を回避するため、最終的には入居者の実質負担となるケースが多い。
 その一方で、値下げをしなくてもその居住性の高さから入居者に選ばれている物件もある。アイケンホーム(福岡市中央区)が提供するこだわりの賃貸住宅「メゾネティックシリーズ」は中二階のスペースを有効活用し、広々としたロフトや大型吹き抜けなど従来にはない広いライフスペースに、大型キッチンやインターネット無料という充実の設備がついて賃料4万円台。すでに今シーズンの募集総数のうち7割近くの入居が決まっている。

 九州大学の統合移転スケジュールによれば、現段階は移転計画の第2ステージで、平成24年度から始まる第3ステージを経て、統合が終わる平成31年度にはキャンパス人口はさらに約8,000人の増加が見込まれている。また、水素エネルギーの先端研究拠点として知られる九大伊都キャンパスを中心として、近隣の土地区画整理事業では研究機関などの企業誘致が進んでおり、中長期的にみれば九大学研都市エリアの住宅需要は増加トレンドにあり、現状での住宅供給バランスは一時的なものと見られている。

九州大学統合移転スケジュール


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